あともう一歩日記

日々のことを綴ってます。

春にして君を離れ

大好きな本である。

アガサ・クリスティが別名義で書いた小説。家庭を持つひとりの女性の述懐でドラマは進む。

初読は20代の時。その時は、「なんだかんだでこの主人は主人公の女性と一緒に暮らしていくことにしたんだからいいんじゃない」と思った。

で、最近ネットでの感想を読むことが多いのだが、「怖い小説」と言う人が多い。何故だか考えてみた。

わたし達は普段家族と暮らしている時に、信頼によって結ばれていると思っている。愚痴があっても、信頼(「心理的安全性」とも言えるだろう)がなくなっていると思っている人は少ない。

というか、信頼がなくなっている時はたいていそれぞれになんと無く暗黙の了解がある(だから「仮面夫婦」という言葉があるのだ)。

薄々、家族と上手くいっていないと思う人、居場所がないと思う人はいい。

この小説の主人公はそうではない。

彼女は、「わたしは家族のみんなから愛されている」「わたしは家族のみんなを導いてきた」と思っている。ところが実は家族のみんなから疎んじられているのだ。

これは確かに恐ろしい。

後ろを振り返ったら実は崖っぷちでしたみたいなものだ。

そして、この小説の凄いところは「自分もそうなのではないか?」と思わせるところだ。

いちばん信頼したい家族から実は愛想をつかされている……。

これほど恐ろしいことがあるだろうか。

実は家庭だけではなく、職場や友人関係でもそういうことはありますね。

(個人的にはこういう主人公のような性格でも、それが自分自身納得・肯定しているのであれば問題なく生きていけると思っています。気がついてしまうのが恐ろしい)

それにしても、主人や家族が自分を冷ややかな目で見ているのに気がつくようになったのに、元の自分に戻れるものだろうか。主人公は、日々恐れの中でおののいて生きていかなければならないのではないだろうか。

夢の話

今日の夢はいい夢だった。

2つ見たのだが、ひとつはともかく、もうひとつは会社の同僚と一緒に生まれたばかりの赤ん坊を見に行くという夢だった。

赤ん坊は何故か羊水をかぶっていたが元気だった。

起きた時に「ああ、元気をもらえそう!」と思ったので、目覚めもとても良かった。

雨のお休み

今日は休み。一日中動物の資格勉強。

簡単な資格と思っていたがとんでもない。

頑張って勉強しないと取れない気もする。

動物愛護の歴史を読んでいると、どうしても「母性という神話」を思い出してしまう。動物を可愛がることのできる時代になって本当に良かった。

今日もヤクルト1000を飲んでみることにする。

仕事

今日は仕事。一週間のうち最も肉体労働の一日でした。小売業の正社員でしかも現場なんです。

帰ってごはんを食べてヤクルト1000を飲む。飲むようになって明らかにめちゃくちゃ眠くなるのだけど、中途覚醒をするようになった。困るのでやめようと思う。

ちなみに睡眠不足にはホットミルクにハチミツが効くとわたしは信じている。というかわたしは中井久夫先生が好きなのでその先生の言うことを信じているのだ。

久しぶりの日記です。

久しぶりに日記を書いてみることにしました。

 

我が家には猫が一匹います。

ペットショップから来た猫なのですがものすごくヤンチャで、よく脱走します。

今一歳半なのですがすでに九回脱走しました。なので、いつも居場所を確認していないと不安になる始末です。

さて、今日わたしは美容院に行ってきました。帰ってくると家で寝ていた母が「猫はどこかに行ったよ」と一言。

そこで帰ってきたよの挨拶をするために探しました。

が、ひと回り家を見回っても見つからない!

母に聞くと、以前もそれで一時間近く探しましたが見つからず、放っておいたら出てきたとのこと。

しかし心配です。

そこで捜索を続けましたがやはり見つからない。母もいつのまにか加わっています。聞けば、父に預けて買い物に出かけましたが、鍵は全てかけていたとのこと。

ただ心配なのが玄関に続くガラス障子がいつもは閉めたはずなのに空いていたと……。

どうしても気になり、捜索を続けます。

外に出たかもしれないと外も見ました。

今度はテレビを見ていた父まで加わり、三人がかりです。

三人で、室内も屋外も探し回ります。

鍵は全てかけて、完全密室だったはずなのに……。

わたしは外を見回った後、うちに入って父に「猫はいた?」と聞きました。

すると「いた!」と一言。

「どこに?」と聞くと「床下!」と。

血の気が引きました。

どこから外に出たのでしょうか。

裏手に回ると、母が床下の網を外そうとしています。父が「反対側に回った」と言ったので反対側へ行きました。

いました!

床下の網の向こうで、我が家の飼い猫がにゃーとも言わずこちらを見つめています。

猫はすぐに両親のいる方側へ向かいました。

しばらくして様子を見に行くと、「捕まえた」と……。

安堵で涙が出てきました。

後で聞いた話によると、玄関の靴箱の下に床下に潜れる穴が空いているそうなのです。

そこから入ったのだろう、とのことでした。

まさにマジックかミステリそのものです。

今、その猫は子猫の時にお気に入りだったキャットタワーの一番上で眠っています。

よほど疲れたのでしょう。

三時間から四時間くらい床下にいたので、空腹で喉も乾いていたのか、フードをぱくぱく食べ、水をかぷかぷ飲んだそうです。

普段はそんなことないのに……。

特に最近は夏バテしていたのか、水もフードもそんなに口にしなかったのに。

本当に無事に戻ってきてくれてよかった。

 

見つけてくれた母にも感謝です。

コオロギチップス

タイトルのとおり、コオロギチップスの話である。

 

先日ドラッグストアで見かけてしまい、驚いた。

中にコオロギの粉が入っているのだ。

確かに世界的な食糧危機になっていて、将来は昆虫を食べなければならないと言われているけれども、今食べたいかと言われるとそれは別の話だ。

しかも面白半分で買うには、いい値段がする。

まあ、将来に備えてお試しで買うにはいいかもしれないが……。

ちなみに栄養分は豊富です。